4月から変わった自動車の費用

4月から変わった 自動車の費用 自動車全般

4月から変わった自動車の費用

4月になると、自動車税のことを思い出す方も多いのではないでしょうか。

ただ、2026年4月は税金だけではなく、陸運支局での手続き費用車検に関係する法定費用にも変更がありました。

「車にかかるお金って何が変わったの?」
「名義変更や廃車の費用も上がったの?」
「自動車税まで高くなったの?」

今回は、そんな疑問をお持ちの方に向けて、4月から変わった自動車の費用をできるだけわかりやすくまとめました。

まずは簡単に。今回大きく変わったのはこの3つです

  • 陸運支局での登録手数料が改定
  • 車検・継続検査などの法定手数料が改定
  • 自動車取得時の「環境性能割」が廃止

一方で、毎年払う自動車税そのものが一律で上がった、というわけではありません。
今回の見直しは、購入時の税金や特例、手続き費用の変更が中心です。

1.陸運支局の手続き費用が変わりました

2026年4月1日から、国土交通省により自動車の登録・検査に関する法定手数料が改定されました。

背景としては、物価や人件費の上昇、設備の維持や更新、自動車検査登録情報処理システムの運用費増加などが挙げられています。

参考:国土交通省「道路運送車両法関係手数料令の一部を改正する政令」を閣議決定
参考:関東運輸局 自動車の登録・検査の法定手数料変更について(PDF)

たとえば、主な登録手数料は次のように変わっています。

主な登録手数料の変更

  • 変更登録
    OSS申請:350円 → 450円
    窓口申請:350円 → 500円
  • 一時抹消登録
    OSS申請:350円 → 450円
    窓口申請:350円 → 500円
  • 移転登録(名義変更)
    OSS申請:500円 → 600円
    窓口申請:500円 → 700円
  • 中古車新規登録
    OSS申請:700円 → 750円
    窓口申請:700円 → 1,300円

つまり、名義変更や一時抹消、廃車に関係する手続き費用も4月から上がっているということです。

特に窓口申請は上がり幅が比較的大きいものもあるため、今後はOSS(オンライン申請)との費用差もより感じやすくなりそうです。

2.車検に関係する法定費用も変わっています

今回の改定では、登録手数料だけでなく、検査手数料も見直されています。

車検費用というと整備代が目立ちますが、実際にはその中に国や機構に納める法定費用も含まれています。今回変わったのは、この法定費用の一部です。

参考:関東運輸局 自動車の登録・検査の法定手数料変更について(PDF)

主な検査手数料の変更例

  • 継続検査(OSS申請・保安基準適合証あり/普通・小型)
    1,600円 → 1,850円
  • 継続検査(窓口申請・軽自動車)
    2,300円 → 2,800円
  • 持込検査(普通自動車)
    2,600円 → 2,900円
  • 持込検査(小型自動車)
    2,500円 → 2,800円

整備内容によって車検総額は変わりますが、法定費用の部分だけ見ても数百円単位で変わっているため、「前より少し高くなった」と感じる方もいらっしゃると思います。

3.車を買うときの「環境性能割」は廃止されました

税金関係で大きな変更のひとつが、自動車税環境性能割・軽自動車税環境性能割の廃止です。

令和8年3月31日で終了し、2026年4月1日以降は取得時課税の考え方が変わることになります。

参考:財務省 令和8年度税制改正の大綱

環境性能割は、車を取得したときに燃費性能などに応じてかかる税金でした。
そのため今回の見直しは、車を買うときの費用の考え方が変わったという意味で大きなポイントです。

ただし、実際の負担感は購入する車の種類や時期、販売店ごとの見積もり内容によっても変わります。
車の購入を検討されている方は、見積書の中の税金や諸費用の内訳をよく確認しておくと安心です。

4.毎年の自動車税はどうなったの?

「4月から自動車税が上がったのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、今回の改正で目立つのは、毎年の税額が一律で上がるという話ではありません。

今回の見直しでは、主に次のような内容が示されています。

  • 環境性能割の廃止
  • グリーン化特例の延長
  • 自動車重量税のエコカー減税の見直し・延長

参考:財務省 令和8年度税制改正の大綱
参考:国土交通省 令和8年度税制改正の結果(PDF)

つまり、毎年の自動車税額そのものよりも、特例・減税などの基準の改定が主な内容です。

5.自動車重量税の特例も見直しされています

自動車重量税については、いわゆるエコカー減税が見直されたうえで延長される方向が示されています。

国土交通省の資料では、自動車重量税および自動車税・軽自動車税種別割の特例措置を2年間延長しつつ、エコカー減税については適用基準の見直しが示されています。

参考:国土交通省 令和8年度税制改正の結果(PDF)

これは、優遇そのものがなくなるというより、対象となる基準が少し見直されるイメージです。
新車購入を考えている方は、車種によって扱いが変わる可能性があるため、購入前に確認しておくと安心です。

6.廃車や名義変更を予定されている方へ

今回の改定は、廃車や名義変更を考えている方にとっても関係があります。

たとえば、

  • 名義変更
  • 住所変更
  • 一時抹消
  • 中古車新規登録
  • 継続検査

こうした手続きにかかる法定手数料が実際に変わっています。
そのため、以前の感覚で考えていると、思っていたより少し費用差が出ることがあります。

廃車では、手続き費用だけでなく、レッカー代・還付の有無・買取金額まで含めて考えることが大切です。

「手続きにいくらかかるか」だけではなく、最終的に手元にいくら残るのかまで確認しておくと、安心して進めやすくなります。

 旭商会では、抹消手続き無料を継続しますのでご安心ください。

まとめ

2026年4月から変わった自動車の費用をまとめると、次のようになります。

  • 陸運支局での登録手数料が改定
  • 車検・検査の法定手数料が改定
  • 環境性能割が廃止
  • グリーン化特例は延長
  • 自動車重量税のエコカー減税は見直しのうえ延長

今回の4月改定は、自動車の税金が一律で高くなったものはありませんが、手続き費用や制度の中身が変わったと考えるとわかりやすいです。

車の名義変更、車検、廃車、買い替えなどを予定されている方は、
「前と同じくらいかな」と考える前に、今の制度でどうなるかを一度確認しておくのがおすすめです。


参考資料

(2026年4月15日公開、作成:三浦敏和)

コメント