交通事故多発地点 京都府編

自動車全般

事故が多い交差点と運転時の注意ポイント

毎日何気なく通っている道路でも、交通事故が繰り返し発生している場所があります。

特に注意したいのが交差点です。

一般社団法人 日本損害保険協会が公開している「全国交通事故多発交差点マップ」によると、2025年に京都府内で発生した交通事故3,586件のうち、交差点および交差点付近で発生した事故は2,334件でした。

計算すると、京都府内の交通事故のおよそ65%が交差点やその周辺で発生していることになります。

今回は2025年のデータをもとに、京都府で人身事故の発生件数が多かった交差点と、それぞれの特徴や運転時の注意ポイントをご紹介します。

2025年 京都府の交通事故多発交差点

順位交差点人身事故件数
1位東山五条交差点10件
2位堀川御池交差点7件
2位川端五条交差点7件
4位西大路九条交差点6件
4位堀川丸太町交差点6件

※日本損害保険協会「全国交通事故多発交差点マップ(2025年データ準拠)」による。ここでいう事故件数は人身事故の件数です。

事故多発交差点5か所を地図で確認

2025年に京都府内で人身事故の発生件数が多かった交差点5か所を、地図で確認してみましょう。

今回上位に入った東山五条交差点、堀川御池交差点、川端五条交差点、西大路九条交差点、堀川丸太町交差点は、いずれも京都市内にあります。

特に京都市中心部から南部にかけて、交通量の多い幹線道路や変則的な交差点が上位に入っていることが分かります。

※地図上の位置は各交差点のおおよその場所を示しています。実際に通行する際は、現地の道路標識・信号・交通規制に従ってください。

それでは、それぞれの交差点について、事故件数や事故の特徴、運転時に注意したいポイントを詳しく見ていきます。

1位 東山五条交差点|10件

2025年に京都府で最も人身事故が多かったのが、東山五条交差点です。

京都市東山区にあり、東大路通と五条通周辺が交わる大きな交差点です。

この交差点は単純な十字路ではなく、五差路で、道路が斜めに交差し、カーブや勾配もある変則的な構造になっています。

さらに高架構造物があり、交通量も多く、清水寺などの観光地が近いため、大型バスやタクシー、歩行者も多く通行します。

2025年には10件の人身事故が発生し、そのうち重傷事故が6件でした。

事故類型では、右折車と直進車の衝突が4件、追突が2件、出会い頭事故が2件などとなっています。

運転時の注意ポイント

  • 右折時は対向車を十分に確認する
  • 交差点内の車線変更をできるだけ避ける
  • 観光客や歩行者の飛び出しを意識する
  • 前車との車間距離を十分に取る

特に土地勘のない車や観光バスなども多いため、「相手も同じように道路を理解している」と思い込まず、余裕を持った運転が必要です。

2位 堀川御池交差点|7件

続いて事故が多かったのが、京都市中京区の堀川御池交差点です。

こちらも五差路の変則的な交差点で、堀川通と御池通が交わります。

自動車だけでなく自転車や歩行者も多く、終日交通量の多い場所です。

2025年には7件の人身事故が発生し、そのうち5件が追突事故でした。

交差点北側にある堀川押小路交差点との距離が短く、車両が滞留しやすいことが追突事故につながっているとされています。

また、左折車と直進する自転車との事故も発生しています。

運転時の注意ポイント

  • 信号が青でも前方の車列を確認する
  • 交差点内に無理に進入しない
  • 左折時は左後方の自転車を確認する
  • 前車との車間距離を確保する

2位 川端五条交差点|7件

同じく7件で2位となったのが、京都市東山区の川端五条交差点です。

五条通と川端通が交わり、西側には五条大橋があります。

最大で東西9車線、南北6車線という非常に大きな交差点で、地下には鉄道駅もあります。

2025年には7件の人身事故が発生し、そのうち2件が重傷事故でした。

左折時の事故が2件、右折車と直進車の事故が1件、追突事故が1件、車両単独事故が2件発生しています。

駅入口などの建造物によって視界が妨げられる可能性があるほか、五条大橋付近の景色などへ目を向けたことによる脇見も事故要因として指摘されています。

運転時の注意ポイント

  • 交差点進入前に走行車線を確認しておく
  • 左折・右折時は自転車や歩行者まで確認する
  • 橋や周囲の景色への脇見に注意する
  • 交差点内では急な進路変更をしない

4位 西大路九条交差点|6件

4位は京都市南区の西大路九条交差点です。

西大路通と九条通が交わる交差点ですが、道路が斜めに交差しており、勾配もある変則的な形状になっています。

周辺にはJR西大路駅があり、朝夕は歩行者や自転車も多く、道路も恒常的に混雑しています。

2025年には6件の人身事故が発生し、そのうち歩行者横断中の事故が3件を占めました。

運転時の注意ポイント

  • 右左折時は横断歩道を必ず確認する
  • 朝夕は自転車・歩行者を特に意識する
  • 道路の形状に惑わされず車線を確認する
  • 交差点へ進入するときは十分に減速する

4位 堀川丸太町交差点|6件

同じく6件で4位となったのが、京都市上京区の堀川丸太町交差点です。

六差路以上となる複雑な交差点で、堀川通と丸太町通周辺の交通が集中します。

自動車だけでなく、自転車や歩行者も終日多い交差点です。

2025年には6件の人身事故が発生し、そのうち追突事故が3件、右折車と直進車の事故が2件発生しています。

事故原因としては、前方不注意や安全確認不足などが挙げられています。

運転時の注意ポイント

  • 前方の信号だけでなく周囲の車の動きを見る
  • 右折時は対向車との距離を慎重に判断する
  • 自転車・歩行者を見落とさない
  • 渋滞中でも車間距離を詰めすぎない

なぜ京都は交差点事故に注意が必要?

今回の上位5交差点を見ると、京都市中心部の大きな交差点が目立ちます。

京都の道路は碁盤の目のように整備されているイメージがありますが、実際には大きな幹線道路が交差する場所や、斜めに道路が接続する変則交差点、五差路・六差路などもあります。

さらに京都市内では、

  • 観光バス
  • タクシー
  • 自転車
  • 歩行者
  • 土地勘のない観光客の車

など、さまざまな交通が同じ場所に集中します。

「いつも通っている道だから大丈夫」と慣れてしまうことも、逆に注意力低下につながる可能性があります。

事故多発地点だから必ず事故が起こるわけではありません

今回紹介した交差点は、あくまで2025年に人身事故の発生件数が多かった場所です。

事故が多いからといって、「その交差点自体が危険」という意味ではありません。

交通量が非常に多い場所では、それだけ事故件数も増えやすくなります。

大切なのは、事故が多かった場所の特徴を知り、

  • 右左折時の安全確認
  • 十分な車間距離
  • 横断歩道の歩行者確認
  • 自転車の巻き込み確認
  • 脇見をしない

といった基本的な運転を改めて意識することです。

事故多発地点を知って、安全運転につなげよう

2025年の京都府で最も人身事故が多かった交差点は、東山五条交差点でした。

今回の上位5地点を見ると、道路形状が複雑、交通量が多い、歩行者や自転車が多いなど、それぞれ事故につながりやすい特徴があります。

普段よく通る交差点が入っていた方もいるかもしれません。

事故多発地点を知ることは、「怖がるため」ではなく、いつもより少し注意して運転するための情報です。

交差点では信号が青だからと安心せず、対向車、歩行者、自転車、前方の車両など周囲を確認しながら、安全運転を心がけましょう。

参考・出典

※本記事は2025年の人身事故データおよび2026年10月時点で公開されている情報をもとに作成しています。道路形状、交通規制、信号運用などは変更される場合があります。実際に通行する際は現地の道路標識・信号・交通規制に従ってください。

(2026年10月20日公開、作成:三浦敏和)

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